コーヒーショップやカフェなどで冷たい飲み物を持ち帰るときは、プラスチックのテイクアウトカップを使用することが多いと思います。
プラスチックは飲み物をきれいに見せることができますし、液体を長時間保持していてもへたることはありません。
しかし、SDGsの動きの一つとしてプラスチックゴミを削減するために、大手コーヒーチェーンなどではプラスチックストローを廃止して紙ストローを使用する取り組みなども見られるようになりました。
そして、2020年7月にはプラスチックの使用を抑制するため、レジ袋の有料化が施行。
そこで、当店ではSDGsの取り組みとして、冷たい飲み物で使用しているプラスチックのテイクアウトカップの使用を廃止してバガス製のカップを使用することにしました。
SDGsについて
SDGs(sustainable development goals)とは持続可能な開発目標であり、世界中の社会問題、環境問題を解決するために17のゴールと169のターゲットが設けられ、2015年9月に国連で発表されたものです。
その中のSDGsゴール14「海の豊かさを守ろう」は排水やプラスチックゴミによる海洋汚染や生態系の破壊を防ぎ、持続可能な形で利用するための目標です。
プラスチックゴミ削減
コーヒーのキッチンカーを始めたころは、冷たい飲み物には迷うことなくプラスチックカップを使用していましたが、プラスチックゴミ削減のためにバガス製のカップに変更。
バガスとは、サトウキビの搾汁後に残った不要部分を使った素材。
バガス製のカップは非木材なので森林伐採することなく、石油由来ではなく植物由来のコーティングが施されているのため、環境に非常に優しいテイクアウトカップです。
実際に使用してみると、プラスチックカップから移行してすぐは慣れなくて違和感。
そして、バガス製のカップに変更したメリットとしては、
- このカップは二重なのでプラスチックに比べて保温性に優れている
- 結露しない
- スタンプを押すのでステッカーを貼る必要はなし(ゴミ・コストの削減)
デメリットは、やはり清涼感を出しにくいという点が挙げられますが、割り切ることにしました。
見た目ももちろん大事ですが、味を知ってもらってお店を覚えてもらえればいいかなと。
ただ蓋に関しては、紙製はコーヒーを口にするときに紙の触感と匂いがどうしても気になってしまうので、蓋はひとまずプラスチックのまま。
ストローは自然に還るものに変更しました。
ロゴのデザイン変更
ブランディングデザインの本で学んだことと、プラスチックカップからバガス製カップへの移行のタイミングでロゴのデザインも変更したので、自ずとスタンプも変えました。
以前のデザインも長く使っていたりと思い入れがあるのですが、覚えてもらいやすくシンプルに、コンセプトが伝わるようにしました。
デザインは、connex coffeeのcとoは2回あるので大きく、cの半分を(co)nnexと(co)ffeeで、そして五円玉(ご縁)をイメージして作りました。
色はエコや自然のイメージカラーの緑。
インクはシヤチハタさんの「いろもよう」という商品の若竹色を使っています。
白系のカップにスタンプするとキレイな緑色に、クラフト紙は落ち着いた緑色になります。
まとめ
未来の環境のためにSDGsの取り組みを追求します!というほど大層なものではありませんが、今自分がどうしたいのか、何が出来るのか、まずは目の前のことを少し変えてみる意識を持つことが大事かと思います。
高すぎる目標を持つことよりも、無理のない範囲でコツコツと日々の積み重ねをしていきたいと考えています。