キッチンカーでは売れるものと売れないものの差が顕著に出ます。
今までの経験を例に挙げると、キッチンカーで売れるものはクレープ、かき氷、流行りものなど。
売れないものは「ニーズに合わない」ものなんですが、正直当たり前の話です。しかしキッチンカーを始めた理由は人それぞれ、じゃあニーズに合うものを売ればいいじゃん、という簡単な話ではありません。
そこで今回は、キッチンカーで売れるものと売れないものについて書こうと思います。
何を売る?
売れるもの
冒頭にも書きましたが、キッチンカーで売れるものはクレープ、かき氷、流行りものなどです。
イベントに出店して見ていて、この辺りの商材を扱っているキッチンカーで全然売れてない雰囲気を見たことがほとんどありません。
暑い時期なんかはかき氷を販売するキッチンカーが多いです。
一概には言えませんが、万人受けするもの、珍しいもの、インパクトのあるものも売れています。極論、売れるものを売るのは誰にでも出来ると思います。
こだわりがあってもなくても、です。
売れないもの
問題は売れないものです。キッチンカーを始めた理由が、こだわりのものを多くの人に知ってもらいたい、将来お店を構えることも見据えている場合。
はっきり言って、こだわりのある美味しいもの=売れる、ではありません。それだけでは売れません。
大きな理由の一つに「消費者のニーズに合わない」ということが挙げられます。
例えばコーヒーを商材にしている場合。
かなりの来場者数が見込めるお祭りなどに出店したとしても、少ししか売れません。
お祭り関係のイベントは暑い時期に家族連れが多いという場合がほとんどだと思うのですが、お子様はかき氷やクレープ、大人の方はビールやおつまみになりそうなものや、ジュースなどに人が集まります。
コーヒーは好きな人しか来ないくらいです。
それはそうだ、という声も聞こえてきてしまいそうですが、ここがまた悩みどころなんです。
こだわりも大事に
こだわりのものを知ってもらいたくて始めたキッチンカー、でも売れないから売れるものに路線変更しよう、というのはどうでしょうか?
売れるものを探してあれこれやっていたのでは、結局何屋さんなんだろう?となってしまいます。
売り上げを作るためにキッチンカーを始めたのなら何をやってもいいと思いますが、そうでない場合は「○○屋さんの○○(店名)」と覚えてもらうのは難しくなり、将来につながりにくくなるはずです。
こだわりのものを簡単に諦めるのであれば、最初から売れるものを売る方がいいと思います。
経営の本などには「諦めずに続けるから、その結果成功する」とよく書かれています。それには納得できますし、やり続けようと思えます。
とはいえ、こだわり続けても売り上げを作れなければ生活できません。こだわりを大事にしながら、時には妥協しないとやっていけない可能性があるところが悩ましいんです。
まとめ
売りたいもの=売れるもの、とは限りません。これは県民性も大きく関わってくると思うので、売れるものは場所やイベントでも変わってきます。
僕はイベント出店していてモヤ~っとすることなんてよくあります。簡易なかき氷をやってしまおうかと何度思うことか。
将来コーヒーショップとしてお店を持ち、それにつなげていくために、コーヒーメインでうまくやっていけるように日々試行錯誤しないといけません。
売りたいものがいつ、どこでも売れるようになるのが理想ですね。
最後に、こだわりがあるけど売り上げが伸びない、と悩んでいる人たちが活躍できる場を作れたら、とも考えています。