ある日なんとなくテレビを見ていた時に、長野県の小諸市にサイフォンと盆栽が一緒に楽しめるコーヒーショップがオープンしたと特集されていました。
サイフォンの専門店は聞いたことがなかったですし、盆栽との組み合わせも個性的で面白そうだなと。
今までサイフォンで淹れた美味しいコーヒーに出会ったことがなく、とても興味がわいたのでお邪魔して来ました。
彩本堂
彩本堂は、サイフォンの技術を競う大会で優勝経験のある中山さんという方が支配人、元丸山珈琲の小諸工場長だった梅谷さんという方がオーナーを務めるコーヒーショップ。
サイフォンとはコーヒーの抽出方法の一つで、温度変化による液体の膨張と収縮を利用して抽出します。
科学の実験をしているかのような抽出過程を見て、コーヒーの香りも楽しめるサイフォンの魅力を存分に感じられます。
その抽出の特性からお茶を淹れるのにも相性が良く、コーヒーが苦手な方でも楽しめるお店。
また、市街地活性化を目指す「おしゃれ田舎プロジェクト」という団体さんが開店に協力しているそうですね。
お店について
ロゴはサイフォンと盆栽を掛け合わせたようなデザインで、お店のコンセプトにしっかりハマってます。
店内に入ると数多くの盆栽が迎えてくれます。
席に着くまでは、ここはコーヒーショップか?と疑うほど盆栽や盆栽に関する道具も揃えられていて、興味津々。
サイフォンと盆栽
お待ちかねのサイフォンは火による加熱ではなく、ハロゲン光による熱源ヒーター。
サイフォンは、フラスコ(写真中央の球状の器具)のお湯を沸騰させると体積が膨張して、コーヒー粉が入れられたロート(写真上部の円筒の器具)に押し上げられ、加熱を止めるとコーヒーがフラスコに戻るという原理。
今回は彩本堂の定番と説明のあった「彩本」という名前のブレンドコーヒーとケーキを。
サイフォンで淹れたコーヒーは、高温抽出の特性によるガツンとくる味わいになってしまうものだと思っていたので少し苦手だったのですが、、
全然そんなことはありませんでした。
フレーバーもはっきりと感じ取れ、それでいてずっと飲んでいられるような優しい味わい。
コーヒー豆や抽出器具の違いもそうですが、それ以上に淹れ手による違いが大きいだろうなと感じました。
サイフォンが苦手にならなくてよかった。
そして忘れてはいけない、お客さんのイメージに合わせた盆栽を添えて提供してもらえるので、不思議な空間をより楽しめます。
詳細
- 住所:384-0014 長野県小諸市荒町2丁目5-3
- 営業:10:00~17:00
- 定休日:月・木曜日(定休日が祝日の場合は営業、翌日が振替休日)
- 駐車場:店舗横に5台、「荒町・与良町」交差点脇に5台
- 最寄り駅:小諸駅、徒歩9分
詳しくはホームページやSNSをご確認ください。
まとめ
サイフォンと盆栽のコーヒーショップ「彩本堂」は雰囲気もコーヒーも楽しみたい方におすすめ。
今回は完売してしまっていたのですが、次回は数量限定のティラミスと苔玉ケーキを目指して早い時間に伺う予定です。
こだわりのあるお店はいろいろと勉強になりますね。
キッチンカーも楽しいけど、コーヒーとスポーツやアウトドアを融合させたような店舗を作りたい気持ちが強くなってきました。