コーヒー豆を挽く時にどうしても出てしまう微粉。
微粉は雑味の原因になるとも言われていて、しかも粒度のバラつきによる味わいの不安定さも否めません。
ぱっと見では何が微粉なのか分かりにくいのですが、微分セパレーターを使ってコーヒー粉をふるってみるとどんなものかハッキリわかるようになります。
そこで今回はセパレーターを使って微粉を除去してみたお話です。
パウダーコントロール
コーヒーの微粉をセパレートして、除去する器具が珈琲考具のパウダーコントロール。
珈琲考具は新潟県燕市にある下村企販株式会社のブランドで、金属加工で有名な地域だけあり、とてもしっかりしたモノが多く輩出されています。
使用したのは小さめのタイプで、一回当たりのコーヒー粉の目安は10g。
お試し感覚で買ってみましたが、1杯分に満たないのでもう一回り大きくてよかったかも。
使い方は簡単で、網の部分に挽いたコーヒー粉を入れてフタをしてシャカシャカするだけ。
するとなんと、これだけの微粉が除去されます。
20g中、4gが微粉として除去されました。
お使いのグラインダーによって微粉量の差は出ると思います。
触った感じは、粉というよりは細かい粒子で小麦粉とかに近いかな?
微粉除去後の味わい
コーヒー豆は自分でブラジルのコーヒーを手網で焙煎、試飲していたので同じレシピで淹れてみました。
ドリッパーに移してみるといつもよりスッキリした印象です。
そして抽出!
コーヒー粉のすき間を埋めていた微粉が減ったからか、お湯の抜けが良くなりました。
結果、とてもスッキリした明るい印象のコーヒーが出来上がりました。
あっさりしたコーヒーが好きな方におすすめ。
逆に言えば、コーヒーの主な味わいの周りの要素が無くなったイメージで、軽すぎると感じるかもしれません。
今回はペーパードリップで検証しましたが、フレンチプレスなどの微分が気になってしまう抽出器具で淹れてみると、程よくなるかもしれませんね。
まとめ
コーヒーの微粉を除去することはスッキリした飲みやすいコーヒーになる反面、軽くなりすぎる可能性もあるかなという感想。
なので、あっさりしたコーヒーや重たくないコーヒーを飲みたい方はすごくおすすめ。
コーヒー器具が年々増えている昨今、何がどう良いのか迷ってしまいがち。
過多な情報に流されず、器具にこだわりすぎず、自分が良いと思える淹れ方でコーヒーを楽しめたらいいのではないかと思います。