今年は長野、白馬近辺は雪が少なく4年連続の暖冬を匂わせています。
土日祝は鹿島槍スキー場様でキッチンカーでコーヒーをやっているわけですが、雪が少ないとはいえ気温はマイナスを軽く下回ります。
寒すぎることはエスプレッソマシンにとって良くないとは思っていましたが、起動の際に気を付けたら大丈夫だろうと思っていたのが間違いでした。
エスプレッソマシンを使用している方、特にキッチンカーで使用している方は必読です。
水が漏れる原因
寒くなってきたなぁ、と感じた時にいつも通りにエスプレッソマシンを起動させようと思ったのですが、マシンが冷えていたことが不安だったのでまずは車の中を暖めました。
ある程度暖まったのでエスプレッソマシンのスイッチを入れ、数分後…。
抽出口付近から水が溢れてきてしまいました!
マズい!と思い、すぐにスイッチを切ってマシンの簡単に外せるパーツだけ外して中を見てみたら、抽出口のタンクらしいところから水が溢れていたことが判明(エスプレッソマシンの技術者以外はマシンの中をむやみににいじってはいけません)。
エンジニアの方に連絡をとって原因を聞いてみたら、「タンクの中の水が凍って膨張、パーツが破損した」ということでした。
1cm近くある鉄?アルミ?の板が変形するほどの力です。こんなことになるとは思いもよりませんでした。
こうなってしまうと無条件でパーツの交換です。
エスプレッソマシンから水が漏れてきたら要注意、むしろアウトの可能性が高いです。
故障を防ぐために
タンクの水を凍らせないためにはマシンを冷やしすぎなければいいわけですが、キッチンカーの場合、簡単なことではありません。
推奨できるわけではありませんがエスプレッソマシンの電源を入れっぱなしにするか、氷点下にならないところに移動させないといけません。
電源を入れっぱなしにするにしても、電源が取れなければ移動させることになるのですが、30㎏はあるだろう重さで、高価なものを営業終わりに毎回運ぶのはなかなかに気を遣います。
しかし、それは出来ないとは言っていられないのでやるしかありません。
店舗でも、極寒の地で窓際や外壁の薄いところの近くに設置していても同じことになることもあるようなので、注意が必要です。
最後に
エスプレッソマシンを使用しているコーヒーショップは必ずエスプレッソマシン付近の気温を気にかけてください。
決して安くはない商売道具、故障した時のショックは大きく、しばらく商品が提供出来ない上、エンジニアの方の手間も取らせてしまいます。
気持ち的にかなりやられてしまったので、これを読んだ方にはそうなってほしくないです。
知っていて未然に防げる故障はできるだけ防ぎたいものです。それでも故障してしまったら仕方ないですが。