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コーヒーに含まれるカフェインについて

コーヒーと言えばカフェイン摂取するための飲み物、というイメージを持つ方は多いのではないでしょうか?

眠気覚ましや勉強・仕事のお供にコーヒーを飲み、カフェインを摂ることはよくあります。

しかし、カフェインの摂りすぎが心配だったり、実際のところカフェインについてあまり知らなかったりするかと思います。

ということで、今回はカフェインについてご説明していきます。

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カフェインの効能

カフェインの有名な効能に眠気覚ましがあります。

眠気覚まし

正確には、ある受容体に本来結びつくはずの物質の代わりに構造の似たカフェインが結びつくことで、興奮物質を抑える作用が働かなくなるため、覚醒状態になるそうです。

カフェインの効能には、他に以下の事例が挙げられます。

  • 集中力向上
  • 脂肪の燃焼効果
  • 利尿作用
  • 疲労の軽減

ということは、コーヒーはダイエットや運動にも効果があることも意味していて、機能性食品としても活用することもできます。

カフェインが効き始めるタイミングは、摂取後15分くらいから効果が表れ始め、30分ほどで効いてきます。

そして2時間ほどカフェインの効果が持続するため、眠気覚ましの場合はコーヒーを飲んで少し寝て起きるとスッキリ出来ます。

カフェインの含有量と摂取量

カフェインはコーヒーにはもちろんのこと、様々な飲料に含まれています。

普段何気なく飲んでいるものにどれくらいカフェインが含まれていて、一日にコーヒー何杯までなら健康に問題なく楽しめるのか、確認してみましょう。

含有量

コーヒーにはカフェインが多く含まれているというのは周知の事実ではありますが、実際に他の飲料と比べてどうなのか、農林水産省のページを参考に図にしました。

カフェイン量比較グラフ

図からも分かるように、カフェイン含有量はコーヒーがダントツで多いわけではない、というのが伺えます。

摂取量

健康な成人で400㎎(コーヒーおよそ4~5杯分)妊婦の方は200㎎(コーヒーおよそ1~2杯分)を超えなければ健康リスクは増加しないと言われています。

ただ、体調や個人差もあるのであくまで目安として捉えて頂けたらと思います。

もし、カフェインの許容量を超えて過剰摂取してしまうと

  • 手足の震え
  • めまい
  • 吐き気

などの症状が表れてしまうことがあるので、体調が優れないな、というときはカフェインを控えた方が良いかと思います。

カフェインはコーヒーの品種・焙煎度で増減

コーヒーはみんな一緒じゃないの?という声も聞こえてきそうですが、コーヒー豆に含まれる成分量は産地・精製方法などによって多種多様がゆえに様々な味わいを感じることができます。

カフェインも例外ではなく、どのコーヒーも含有量が同じというわけではありません。

品種

コーヒーには、大きく分けてアラビカ種とロブスタ種があります。

一般的に、アラビカ種はコーヒーショップなどで販売されている高品質なコーヒー、ロブスタ種は缶コーヒーなどに使用されている大量生産のコーヒー。

そして、ロブスタ種はアラビカ種よりもカフェイン量が多く、害虫に強いと言われています。

カフェインは虫にとって有害になることもあるため、カフェインがより多く含まれているロブスタ種には虫が寄りにくい状況が作られているということ。

焙煎度

カフェインは意外に焙煎度によっても増減します。

焙煎が深いほどカフェインが多く含まれているイメージが強いのではないでしょうか?

ところが、カフェインには昇華性があるので、130℃を超えて焙煎が深くなるにつれてコーヒー豆に含まれるカフェインの量は段々減っていきます。

ただ、減少量がとても大きいわけではないようですし、コーヒーの抽出レシピにもよるので、出来上がったコーヒーのカフェイン量がどうなのかは一概には言えませんが。

デカフェ・カフェインレス・ノンカフェイン

カフェインが苦手、カフェインを摂れないという状況になったときにはデカフェ・カフェインレス・ノンカフェインという選択肢があります。

  • デカフェ:カフェインを取り除いたコーヒー
  • カフェインレス:カフェインが少ないコーヒー
  • ノンカフェイン:カフェインが含まれないコーヒー

デカフェやカフェインレスはカフェインを完全に取り除くことはできないため、微量ですがカフェインが含まれてしまいます。

と、ここで一つポイントなのですが、こういったカフェインが少ないコーヒーにも苦みはしっかりと感じられますよね?

ということは、コーヒーの苦みはカフェインだけではなく、焙煎によって生成される苦みが多く含まれるということを意味しています。

まとめ

カフェインについて、理解がより深まったのではないでしょうか?

カフェインは体に良くない、といったイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、簡単にそう断定できるものでもありません。

摂りすぎは問題になる可能性が高まりますが、カフェインともうまく付き合って、ほどほどにコーヒーやその他飲料も楽しみましょう。

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