パブロバというスイーツはご存知でしょうか?
日本ではまだ聞きなれないスイーツだと思いますが、パブロバはオセアニア地方、ニュージーランドやオーストラリアが発祥と言われていて、焼いたメレンゲの上にフルーツなどを乗せたデザートです。
ニュージーランドには何度か訪れているのですが、向こうのお菓子などは甘いものはかなり甘くて、パブロバも例外ではなく甘いのでさっぱり系のフルーツを乗せると程よくバランスが取れるんですね。
allpress espressoもニュージーランドで創設されたコーヒーショップなのでなじみがあります。
そんなパブロバは将来お店で提供したいと考えているので、この機に作ってみました!
土台作り
メレンゲ
パブロバを作る上でまず大事なのが土台となるメレンゲ。
今までちゃんとしたメレンゲを作ったことがなかったので、まずは太田ちさかさんのレシピを参考に作ってみました。
メレンゲに必要な材料は
- 卵白2個分
- グラニュー糖100g
- 塩ひとつまみ
この材料の少なさは魅力的ですね。ただ、ここで気になるのがグラニュー糖の多さと、塩。
調べてみたのですが、グラニュー糖はメレンゲを安定させるために必要で、多ければ多いほどよりきめが細かく、つやのあるメレンゲを作れるようです。
塩ひとつまみというのは、塩にはたんぱく質を固める作用があるそうで、卵白を泡立てるのが楽になるとのこと。
泡立て方は
- 卵白に塩ひとつまみいれる
- 白っぽくなるまで泡立てる
- 砂糖を小さじ一加える
- さらに泡立ててつやが出てきたらグラニュー糖を50g加える
- 硬さが出るまで泡立てたら残りのグラニュー糖を加えて泡立てる
というように段階的にグラニュー糖を加えていくと、よりキレイになるそうです。
そして、このレシピで出来上がったメレンゲが下の写真。
つやっつやでキレイに出来ました!
焼きメレンゲ
真っ白な見た目で、外側はサクッ、内側ははふわっとしたメレンゲになるように焼いていきましょう。実際は焼く、というよりは乾燥させていくイメージだそうです。
予熱したオーブンに入れ、焦げ目がつかないように100℃の低温でクッキングシートを敷いた天板の上で約2時間焼きます。
2時間後…
では焼き足りずに、まだメレンゲが固まっていなかったのでもう30分追加。この時、周りにキャラメル色の液体が染み出ていて、多分グラニュー糖だと思うのですが、ここは改良が必要ですね。
追加時間分を焼き上げて、30分ほど庫内で冷ましてクッキングシートからメレンゲをパリッとはがして完成!
トッピング
では焼きあがったメレンゲにトッピングしていきましょう!
ケーキみたいに生クリームを塗ってイチゴを乗せたり、他のフルーツを乗せても良いですね。
今回はレシピ本にも載っていた、黄身を使って作れるレモンソースをかけました。ソースを少しの間常温に置いてしまったからか、かなり液体化してしまったので見た目は残念になりましたが。。
レシピではレモンを乗せて彩りよく作っていたのですが、今回はこの辺で。
初めてのパブロバ作りにしてはまあまあというところでしょうか。レモンソースも甘めの仕上がりなのでなかなかの甘さになってしまったところも改良の余地ありでした。
試作でこの量を作り続けるには糖分が多いので、全体的に半量でいろいろ作っていけたらと思います。
最後に
パブロバがどういったデザートなのかイメージがわきましたか?
より良いメレンゲを作るために多くのグラニュー糖を使う甘いスイーツですが、材料や手間が少なく、粉を使わないので実は片付けも楽なんです。
まだまだstay homeが続く状況で、粉ものを使ったお菓子を作っている方が多くなっているかと思いますが、卵白、グラニュー糖、塩のみで作れるパブロバ(トッピングは別途必要)に挑戦してみてはいかがでしょうか?