ラテアートとは、エスプレッソなどの飲料にミルクを注ぐだけで絵を描くアート。
繊細に描かれたラテアートは、良い状態のエスプレッソときめ細かでツヤツヤのフォームミルクが揃うことで初めて出来上がります。
見ても楽しい、飲んでも美味しいコーヒーですね。
さて、コーヒーショップを始めた理由の一つにラテアートがあるのですが、自由自在にアートを描けるようになるためには練習が欠かせません。
そして、練習の成果を出せる機会はあるのか?と探してみるとあるんです、ラテアートの大会。
そこで今回は、世界大会であるフリーポアラテアートグランプリが東京ビッグサイトで開催されたので、観戦してきたことをまとめました。
フリーポアラテアートグランプリ
まず、ラテアートはフリーポアとエッチングというジャンルに分けられます。
フリーポアとは道具を使わないでミルクを注ぐだけで描くアートで、エッチングはミルクの泡を浮かせ、つまようじやピックなどを用いて描くアート。
そして、東京ビッグサイトで開催されたのは、フリーポアのラテアートの世界大会。
日本でもラテアートの大会は開かれているようですが、東京での世界大会は初だそうです。
このフリーポアラテアートグランプリの出場者は64名。
3日間のうち2日間を半々に分けてトーナメントで予選を行ってからの、最終日に決勝という流れでした。
この予選の初日には僕のラテアートの先生が出場。
先生は成績を残していたり、ジャッジを任されたりと、巷では有名なお方。
しかし、結果は2回戦敗退。
悔しいですね!
2回戦目に対戦した方も凄腕だそうで。
現地で見ていたのは初日だけだったので、時間などに余裕があったら決勝も見てみたかったな。
優勝は韓国のバリスタRora Leeさん。
2位のOneway Dashさんも韓国、3位はSarawut Mannganさんタイの方でした。
大会の雰囲気
大会の現場を見て思ったのは、練習でどれだけ上手く描けるようになっても、会場の空気感にやられて、緊張で思うように体が動かなくなってしまうこと。
場数を踏んでいたり、メンタルが強ければ、いつもの自分が出せるかもしれませんが、そうでないとなかなかに大変そうです。
しかも、普段使い慣れていない大会仕様のコーヒー豆とマシンを使うことになりますから。
こう考えると、普段から人前でラテアートを披露することで空気感に慣れて、いろいろなコーヒーマシンに触れておくのも大会に出るための予行練習になるかもしれませんね。
まとめ
ラテアートの世界も日々進化していて、新しい注ぎ方やアートの名前など、絵柄がだいぶ複雑に。
これはエッチングで描いたものか?と思えるようなフリーポアも出てきてましたし、それによってオリジナル性も非常に高くなってきました。
自分もラテアートがもっと上手になって、楽しさを伝える機会を増やしていけたらと思います。