安曇野市のキッチンカー。12月に実店舗オープン予定。
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プリズモを装着してエアロプレスで美味しいコーヒーを

フェローのプリズモ 抽出器具

エアロプレスを購入してからレシピをいろいろと変えて検証していたのですが、浅煎りのコーヒーの場合はインバートの方が味わい的にしっくりくるな、インバートで加水なしのレシピで目標の抽出量まで抽出するにはサイズ的に難しいな、とか、いろいろと感じる部分がありました。

出来るだけ安定した抽出を目指すにあたって細かいところが気になっていたので、何かいい方法はないものかと悩んでいました。

そこで、その悩みを解消してくれるコーヒー器具を検索していた中で見つけたのが、フェロー社のプリズモ

エアロプレスでコーヒーを淹れている方にとって便利な器具だと思うので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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プリズモ

プリズモ(Prismo)はフェロー(Fellow)で開発された、エアロプレスに装着して使用するアタッチメントです。

フェローとは、2013年に創業されたコーヒープロダクトの会社。創造的な抽出工程を造り出してくれるための器具、ガイド、コーヒー豆を提供しています。サンフランシスコにフラッグシップをオープンさせたりと、注目の企業です。

ちなみに、フェローのホームページを覗いてみたらデザインやプロダクトの内容が斬新で面白かったです。

現状維持は退化と同じとよく言いますが、やはり色々なものを見て視野を広げ続ける必要があるなぁと感じました。

ではプリズモの特徴を見ていきましょう。

ノンドリップ設計

プリズモの一番の特徴といえばこれにつきます。

エアロプレスでコーヒーを抽出する時に、アップライト(通常の使い方)の場合はお湯を注ぎ始めたらコーヒーがぽたぽたと抽出され始めます。

それっどうなんだろう?ということで生み出された手法がインバートなのですが、プリズモを装着すればアップライトでもインバートと同じように完全浸漬式にできます。

ノンドリップ設計は、圧力がかからない限りコーヒーが抽出されない仕組みになっているので、プランジャーを押し下げるタイミングで抽出が始まるということ。

プリズモの圧力弁

真ん中の黄色いのが弁になっていて、ここに圧力がかかると弁が開く仕組み。

なので、アップライトでもインバートと同じように抽出できます。

また、インバートで加水なしのレシピで出来上がりのコーヒーを200gにするには容量がギリギリだったので、プリズモを使うことでその悩みが解消できました。

金属フィルター

プリズモは150ミクロンの微細なメッシュの金属フィルターを使用するので、ペーパーいらずでエコ。

プリズモの金属フィルター

金属フィルターの特徴でもあるコーヒーオイルも透過し、微粉はカップの底に多少は残ります。

気になる方はパウダーコントロールで微粉を除去するか、金属フィルターの上にペーパーを敷くという手もあります。

個人的には微粉のざらつきが苦手なのでペーパーを敷いてしまいます。エコとは矛盾してしまいますが。。

金属フィルターの代わりにペーパーのみ敷いて抽出してみたら、弁のところで詰まってしまいました。

エスプレッソが抽出できる

厳密にいうと、エスプレッソ風のコーヒーが出来ます。

エスプレッソはマシンを使って9気圧の圧力をかけて抽出するのですが、もしそれを人の力でとなると100㎏以上の力が必要になるので、現実的に無理です。

味わいについては後述しますが、いわゆるエスプレッソの少量・短時間・濃いコーヒーを抽出できます。

マシンは要らないけどエスプレッソは飲みたいという方にはおススメ。

使い方

エアロプレスの使い方と同じで、チャンバーに取り付けるキャップをプリズモに換えるだけ。

プリズモと金属フィルター

フェローの文字が見えるように金属フィルターを乗せて、チャンバーに装着。

チャンバーにプリズモを装着

完全浸漬式になるので、アップライトでもカップの上にセットしてお湯を注ぐ必要がないのは気が楽ですね。

インバートの悩みでもある、キャップを閉める時にペーパーが落ちる心配もなくなりますし、プランジャーの取り付け不足によるこぼれ・転倒の危険も解消されます。

また、プリズモの直径が7㎝なので、抽出する時は8㎝くらいのカップ・サーバーがあると良いですね。

味わい

次に、エアロプレスにプリズモを装着した場合の味わいについてまとめてみました。

やはり金属フィルターを使っているところがポイント。

ブラックコーヒー

レシピはエアロプレスに付属の説明書通りにして、キャップをプリズモに換えて淹れてみました。

フレンチプレスの質感に近く、コーヒー本来の味わいがダイレクトに伝わってくる感じです。

純正キャップよりもプランジャーを押す力が要らない印象。

圧力が減る分フレーバー的には少しあっさりするけど、コーヒーオイルは抽出されるのでボディはあるイメージ。

エスプレッソ

プリズモに同梱されている説明書通りに淹れてみました。エスプレッソの場合はショットグラスでも丁度いいサイズ感で抽出できます。

  1. エスプレッソ用の新鮮なコーヒー豆を用意
  2. お湯を沸騰させている間に、エアロプレスにプリズモを装着
  3. 極細挽きのコーヒー粉20gと沸騰したお湯を50ml入れる
  4. ダマを崩すように20秒混ぜる
  5. 1分経ったらプランジャーを押し下げて完成

プリズモで抽出したエスプレッソ

マシンほど圧力がかからないためクレマを含んだトロっと感はほとんどありませんが、濃度感はなかなかあります。

ミルクと合わせてみると、あっさり目のカフェラテが出来上がります。

プリズモで淹れたラテ

マシンがなくてもナノフォーマーがあればアートも描けちゃいます。

手軽にお家でエスプレッソ・カフェラテを楽しみたい方は検討してみてもいいかもしれませんね。

まとめ

フェローのプリズモはアップライトとインバートのどちらの悩みも解消してくれる、とても便利なコーヒー器具だと言えるでしょう。

バリエーションも増やせるので、エアロプレスをお持ちの方はプリズモも併用していろいろなコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか?

最後に、エアロプレスGOには使えないようなのでご注意を。

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