ラテアートとはどのようなものかご存じでしょうか?
簡単に言うと、コーヒーなどの飲料(以下、カフェラテを基本に説明)に絵を描くアートです。
ベースとなる飲料にある程度の濃度があれば、カフェラテでなくてもココアでも抹茶でもアートは描けるのが面白いところ。
カフェやコーヒーショップで頼んだ飲み物にラテアートが描いてあったら嬉しいですよね?
しかし、どうやって描いているんだろう?・描いてみたいな、と思う方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、初めてのラテアートの描き方についてまとめたので、是非最後まで読んでみてくださいね。
ラテアート
ラテアートは、抽出したエスプレッソの表面に泡立てたミルクの泡を流すように、または乗せるように絵を描いていくアートです。
どのようなアートを描きたいか、によって描き方が異なるので、まずはラテアートの種類についてご紹介します。
フリーポア
フリーポアは「free(自由に)」+「pour(注ぐ)」という意味です。
ミルクピッチャーを用いてミルクの泡を流すように、注ぐだけでアートを描いていきます。
ミルクの泡が重くてぼてっとしていると太い線になってしまうため繊細なアートは描けず、逆に泡が少なすぎると白い線が浮いてきません。
エスプレッソもミルクも最適な状態でないとキレイなラテアートにならないため、練習して感覚と技術を磨いていく必要があります。
エッチング
エッチングはフリーポアとは違い、少し重めの泡を乗せるように浮かべて、それをつまようじやピックなどを使って泡を伸ばしたりして描くアートです。
カフェで見かける可愛らしいクマやウサギなどはこちらです。技術もさながらセンスも必要になってきます。
ネットで検索してみると、これはどうやって描いたんだろう?というくらい凝ったアートもあり、驚かされます。
一時期流行った3Dアートもこちらの部類ですね。
描き方
では、どういった手順でアートを描いていくのか説明していきます。フリーポアもエッチングも基本は同じです。
まず始めに、ミルクを高い位置から注ぐことでエスプレッソの下に液体と泡を潜り込ませて、コーヒーのかさましをします。
コーヒーとミルクをなじませるイメージで、コーヒーの中心あたりをめがけてやさしく注ぎます。
複雑・大きなアートを描く場合はかさましを少なく、シンプル・小さなアートの場合はかさましを多くします。
この時点で泡はまだ浮きません。
次に、コーヒーがこぼれる寸前までカップを傾けて、ミルクピッチャーをコーヒーにくっつくくらい近づけて注ぐとミルクの液体は沈み、泡が浮いてきます。
そしてそのまま注ぎ続けると、段々と泡が広がって大きな円形になっていきます。
注ぐ勢いが弱すぎるとミルクの液体部分しか出てこないので、ある程度の勢いが必要です。
こうやって、ミルクの泡が浮いてくる原理を利用して、ミルクを流したり乗せるようにしてアートを描いていきます。
シンプルなハートなら、円が作れるようになったらすぐに描けるようになります。
まとめ
ラテアートの描き方のイメージはわきましたか?
泡立てたミルクをコーヒーに近づけて注ぐことで、泡を流したり乗せたりしてアートを描いていきます。
言葉だけで表現すると簡単に出来そうですが、描こうとしてみると意外と描けなくて難しいのがラテアート。
カフェ働いている方も自宅でコーヒーを楽しんでいる方も、是非ラテアートにチャレンジしてみてくださいね。