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ハンドドリップで淹れる急冷式アイスコーヒー

コーヒーについて

暑い時期に飲みたくなる、味わいがキュッとしまったアイスコーヒー。

普段はホットコーヒーをハンドドリップして淹れるけど、アイスコーヒーを美味しく淹れるにはどうしたらいいんだろう、と悩むこともあるのではないでしょうか?

基本的な淹れ方はホットのハンドドリップと同様ですが、コーヒーを冷やす必要があるので氷も使います。

では、今回ご紹介する急冷式のアイスコーヒーの淹れ方を参考に、甘みとアロマが感じられる美味しいアイスコーヒーを淹れてみましょう。

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急冷式アイスコーヒー

アイスコーヒーの作り方としては、今回ご紹介する急冷式の他に水出しコーヒーや、氷出しコーヒーというのも話題になりましたね。

急冷式の大きな特徴としては、

  • 抽出時間が短い
  • 甘み・アロマを閉じ込める
  • 味わいを調整しやすい

が挙げられます。

以前、ブラジルのコーヒーを急冷式でドリップしたときは、お砂糖を入れた?と感じてしまうほど甘みを引き出せたこともあり、あの美味しさは忘れられません。

また、味わいを調整しやすいというのはメリットにもデメリットにもなりえるので、レシピをしっかりメモして安定した抽出を目指しましょう。

準備するもの

ホットのハンドドリップでコーヒーを淹れる時と基本的にほぼ同じ内容ですが、急冷式なので氷が加わります。

  • コーヒー粉(中粗挽き):18g
  • お湯:約180ml(蒸らし含む)
  • 氷:急冷用80g、グラス用は適宜

水・氷は1g≒1mlとして記載しています。

急冷式アイスコーヒーをドリップするイメージとしては、加水レシピのお湯を氷に変える感じ。

コーヒーをドリップする際の前半の抽出液が濃い部分のみを取り出し、お湯を加えて味わいを調整する方法。ドリップの後半で抽出されやすくなる雑味・渋みを抑えることが出来ます。

なので、コーヒーの抽出140g+氷80g=出来上がりのコーヒーが約220gになります。

ここで、急冷用の氷を入れるサーバーですが、底広がりのサーバーだと氷が薄く広がってしまうので、ビーカー型のサーバーを使って氷の層を出来るだけ厚くします。

中でも、トライタン製のサーバーはガラス並みの透明性があり、頑丈な素材なのでおすすめ。

ビーカー型のサーバーにすることで抽出液と氷の距離を出来るだけ近くしてアロマを閉じ込めます

アロマについては、Nucleus Paragon(パラゴン)というドリップスタンドの開発過程で立証されていて、パラゴンは僕も気になっているので、購入したら記事をまとめますね。

また、レシピ的にはホットのハンドドリップよりも少し濃い目に抽出しますが、時間をかけすぎないことでスッキリしたコーヒーに仕上げます。

コーヒーの量・粒度・抽出量・氷の量などは各々お好みで微調整してみてくださいね。

淹れ方

では、ポイントを抑えながら淹れる手順を解説していきます。

今回はHARIO・V60透過ドリッパー で淹れていきます。

急冷式アイスコーヒーの淹れ方
  • Step. 1
    下準備

    お湯を温めてている間にコーヒー粉18gを挽き、サーバーに氷80gを入れます。スケールにサーバーを乗せた状態で重さをリセット。

    湯温とコーヒーの粒度はホットのハンドドリップと同様。

  • Step. 2
    蒸らす(~30秒)

    出来るだけ氷の真上に抽出液が落ちるように、ドリップスタンド・サーバー・ドリッパーをセット。

    コーヒー粉を平らにならしてからお湯を全体に優しく注ぎます。

    抽出液がポタポタと落ちるくらいになったら注湯を止めてスケールのタイマーをスタート。30秒ほど蒸らします。

  • Step. 3
    本抽出(30秒~60秒)

    主にコーヒー粉の中心をめがけて小さく円を描くようにお湯を優しく注ぎ、抽出量が約60gになったら一旦注湯を止めます。

    ここでは、コーヒーの成分をじっくりと抽出させるイメージで、ネガティブな成分が出ないように気を付けます。

  • Step. 4
    ドローダウン(60秒~80秒)

    60秒で抽出量が80gくらいになるように調整し、ドリッパーに直接お湯がかからないように残りのお湯をサッと注ぎます。

    抽出量が140gになったらドリッパー内のコーヒーが残っていてもドリッパーを外します。蒸らし含めて80秒くらいで抽出が終わるように調整しましょう。

    深煎りの場合は、全体を通して注ぐ勢いが強すぎると雑味・渋みが出やすいのでご注意を。

  • Step. 5
    撹拌

    急冷用の氷が溶けるくらいまで撹拌できたら、しっかりと冷えた急冷式アイスコーヒーの完成。

    お気に入りのグラスに氷を入れて、コーヒーを注ぎましょう。

ハンドドリップでの抽出は分かりやすいように、

  1. 蒸らし
  2. 本抽出
  3. ドローダウン(抽出量の調整)

の3段階でシンプルに淹れています。

コーヒーの抽出において注意すべき部分はありますが、正解はないと考えているので、いろいろな方法を試してみましょう。

味わいの調整は下記記事も参考にどうぞ。

まとめ

暑い時期に飲みたくなる、味わいがキュッとしまった急冷式のアイスコーヒー。

レシピがピタッとハマると、甘み・アロマがしっかり感じられる美味しいアイスコーヒーが出来上がります。

自分好みの味わいが抽出できるように、ご紹介したレシピも参考にしてみてくださいね。

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