安曇野市のキッチンカー。12月に実店舗オープン予定。
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キッチンカーの夏の暑さ対策にはポータブルスポットクーラー

キッチンカー

年々夏の訪れが早くなってきているのを肌で感じます。

気づけば6月下旬から30℃越えの真夏の暑さが続き、これが本格的な真夏のシーズンまでずっと続くと思うと気が滅入ります。

長野は夏でも涼しい、というのはもはやどこかへ消え去り、キッチンカーで営業を続けていくにはしっかりとした暑さ対策が必須になってきました。

当店では、今までは小型の扇風機で夏の暑さをしのいできましたが、ご想像の通り温風が吹き付けるわけです。

そこでスポットクーラーを探してみた時期もあったのですが、サイズ感と電気消費量の関係で見送ってきました。

あきらめきれずに改めて検索してみたら、コスパも使い勝手も良さそうなポータブルスポットクーラーを見つけたので、ご紹介します。

※使用環境や体感によって違いは必ず出るので、あくまで参考程度に。

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カンゲキくん2

夏の暑さから救ってくれたのが「カンゲキくん2」という名のポータブルスポットクーラー。

「2」というので初代もあるのですが、評判を調べてみたところ使い勝手は改良されているようです。

ネーミングは多くの方に突っ込まれそうですが、覚えやすいし面白いので僕は嫌いじゃないです。

色もなかなか奇抜で、一度見たら忘れなさそうなデザインでもあります。

かんげきくん2の内容物

内容物は上の写真、左の本体、右上の送風・排気ダクト、右下のドレンホース。

かんげきくん2のドレンコック

ドレンホースは上の写真の真ん中の円筒部分に取り付けて排水出来るようになっているのですが、コック(赤)も付いているので使用環境に合わせて対応できます。

かんげきくん2のスイッチ

スイッチ類はタッチパネル式で、左上から、弱風・強風・A/C・満水ランプ・入/切と操作はいたって簡単。

カンゲキくん2の仕様はこういった感じで、おすすめポイントを挙げていきます。

スポットクーラー

そもそも、スポットクーラーとはどんなものか。

エアコンのクーラーとは違い、スポット(点)を冷やすことを目的としているため、空間全体を冷やす能力はほぼ無いです。

キッチンカーの特性上、エアコンとなると消費電力や使用環境的に難しいので、スポットクーラーの方が現実的かなと思いました。

冷たい風を浴びれるという点では、スポットとはいえ扇風機よりも快適なのは間違いないです。

ポータブル

カンゲキくん2はポータブルで扱いやすいという大きなメリットもあります。

ご家庭など、電力・スペースともにシビアでない場合はまだいいのですが、キッチンカーの場合は弊害が出やすいので、なんでもいいというわけにはいかないです。

消費電力

まず、当店で特に気を遣うのが消費電力。

エスプレッソマシンが最大1200wと電気ケトルが最大900wなので、消費電力は極力抑えたいところ。

ふとしたタイミングで明らかな電気容量がオーバーすると電気回線が熱を持ち、焼けてしまいますからね。

このカンゲキくん2の消費電力は冷風で最大50Hzで138w、60Hzで187wなので、大型冷蔵庫より少し多いイメージ。

かんげきくん2の仕様

これくらいなら、通常の営業で電力不足になることはほとんどありません。

また、送風だけにすると10w前後まで抑えられるので、電力が足りない場合は扇風機代わりにも使えます。

ちなみに ポータブル電源 を使用する場合の例を挙げると、1000whの容量なら余裕を見て5時間くらい使える計算になります。

安定した電力を供給できない場合は、ここぞという時に使う感じかなと思います。

コンパクト

カンゲキくん2はスポットクーラーを探してみた中ではコンパクトな部類。

かんげきくん2の大きさ

おおよそ奥行60cm×幅20cm×高さ30cm、重さ約10kg。

送風ダクトと排気ダクトをつけた状態が上の写真で、ダクトは蛇腹になっているので本体60cm+前後20cmくらいずつ余裕があれば設置できます。

車内に置くとそれなりに場所をとりますが、工夫次第では問題ないレベル。

片手でも軽々持てますし、女性の方でも持ち運びが楽かと思います。(上に持ち上げたり、体勢が悪いと少し重い)

使用感

さて、肝心の使用感。

冷風の状態でスッチオン!

冷風が出るまで少しかかるようですね。

音はドライヤーの中くらいの大きさで、うるさくはないけど少し気になるかなという印象。

涼しさは、吹き出し口で周囲より-10℃という説明書きがありますが、気温35℃で送風ダクトを少し伸ばして体感的には-7~-5℃くらい。

かんげきくん2の送風口

吹き出し口は上下左右と調節可能。

ダクトを取り付けて、蛇腹を伸ばせばスポットを狙えます。

扇風機よりは断然涼しいけど、周囲温度が高いとキンキンに冷えた風は感じにくいです。

使用している間は、気持ち涼しいけど冷風はしっかり効いてるのかなと感じてしまうのですが…。

電源をオフにすると、たちまち車内はモワっとしてきます。

スポットクーラーを使わない状態になってすぐに、その有難みをかなり感じました。

キッチンカーで使用する場合は車内や体を冷やしてくれるというよりは、こもる熱を冷やすことで暑さを和らげてくれる、といった感覚の方がしっくりきます。

これは買って正解でした。

まとめ

ポータブルスポットクーラー「カンゲキくん2」はキッチンカーの夏の暑さ対策に十分に効果はあると、個人的に感じます。

空間をしっかり冷やしたい方には合わないと思いますが、比較的手軽に効果を見込みたい方におすすめします。

冒頭にも書きましたが、使用環境・感じ方によって必ず差はあるので「絶対に涼しくなる!」と断言するのは難しいです。

しかし、近年のこの異常な暑さに対して何らかの対策は必須でしょう。

水分・塩分補給はもちろんのこと、車内環境を少しでも改善するために、スポットクーラーの導入を検討してみてもいいかもしれませんね。

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