2019年の冬は長野・白馬村近辺は雪が少なく4年連続の暖冬を匂わせています。
土日祝は鹿島槍スキー場様でキッチンカーでコーヒーの出店(現在はしていません)をしているわけですが、雪が少ないとはいえ気温はマイナスを軽く下回ります。
そういった地域では水道管の凍結・破裂など、水が凍ってしまうことによる問題が発生します。
寒すぎることはエスプレッソマシンにとって良くないかもしれないと若干の不安はありましたが、起動の際に気を付ければ大丈夫だろうと思っていたのが間違いでした。
気温が氷点下を軽く下回る地域でエスプレッソマシンを使用している方、特にキッチンカーで使用している方は必読です。
水が漏れる原因
寒くなってきたなぁ、と感じた時にいつも通りにエスプレッソマシンを起動させようと思ったのですが、マシンがキンキンに冷えていたことに不安を覚え、まずは車内を暖めることにしました。
ある程度暖まったのでエスプレッソマシンのスイッチを入れ、数分後…。
抽出口付近から水が溢れてきてしまいました!
マズい!と思い、すぐにスイッチを切ってマシンの簡単に外せるパーツだけ外して中を見てみたら、抽出口のタンクらしいところから水が溢れていたことが判明(エスプレッソマシンの技術者以外はマシンの中をむやみににいじってはいけませんよ)。
エンジニアの方に連絡をとって原因を聞いてみたら、「タンクの中の水が凍って膨張、パーツが破損した」ということでした。
1cm近くある鉄?アルミ?の板が変形するほどの力です。こんなことになるとは思いもよりませんでした。
こうなってしまうと無条件でパーツの交換です。
今回の原因に限らずエスプレッソマシンから水が漏れてきたら要注意、むしろアウトの可能性が高いです。
故障を防ぐために
タンクの水を凍らせないためにはマシンを冷やしすぎなければいいわけですが、キッチンカーの場合は簡単なことではありません。
推奨して良いのか分かりませんがエスプレッソマシンの電源を入れっぱなしにしたり、氷点下にならないところに移動させないといけません。
電源を入れっぱなしにできる環境であればいいですが、そうでなければ移動させることになります。
しかし、エスプレッソマシンは30㎏近くあるので持ち上げるのは容易ではありませんし、高価なものを営業終わりに毎回運ぶのはなかなかに気を遣います。
しかし、それは出来ないとは言っていられないのでやるしかありません。。
店舗でも、極寒の地で窓際や外壁の薄いところの近くに設置していても凍結する可能性はあるので、要注意です。
最後に
エスプレッソマシンを使用する予定のコーヒーショップは必ずエスプレッソマシン付近の室温を気にかけてください。
決して安くはない商売道具なので故障した時のショックは大きく、しばらく商品が提供出来ない上、エンジニアさんの方の手間も取らせてしまいます。
気持ち的にかなりやられてしまったので、これを読んだ方にはそうなってほしくないです。
知っていて未然に防げる故障は、できるだけ防いでいきましょう。