先日テレビを見ていた時に、1時間かけてコーヒーを1杯淹れる喫茶店について放送されていて、その大まかな淹れ方と感想が流れていました。
それはデミタスコーヒーと呼ばれているコーヒー。
普段はデミタスコーヒーを淹れることも飲むこともなく、どんな味わいなのか気になったので、その内容を参考にドリップして淹れてみました。
今回は、理由あって大量に余ってしまったコーヒー豆を使用した規格外レシピ。
時間がたっぷりあるタイミングだったので、じっくり時間をかけて抽出してみました。
デミタスコーヒー
まず、デミタスコーヒーとはデミ(demi)=半分の・タス(tasse)=カップという意味であり、小さなカップに入った少量の濃いコーヒーのこと。
テレビではネルドリップを用いて浅煎りのコーヒー豆で淹れていましたが、手元にあるもので代用しました。
レシピ
ドリッパーはハリオのカフェオール、使用したコーヒー豆は中深煎り。
そして、試してみたデミタスコーヒーの規格外レシピがこちら。
- コーヒー粉:150g
- 湯温:60℃
- 抽出時間(目標):1時間
- 抽出量:80g
見た目が荒れててすいませんが。。
これだけ大量のコーヒー粉を使って、1時間かけて少量のコーヒーを抽出したことがないので、どうなるのか楽しみ。
蒸らし
抽出の流れは普段と同様で、はじめは30分かけてコーヒー粉を蒸らします。
注ぐ量が多いとすぐにコーヒー液が落ちてきてしまうので、点滴のようにポタポタとお湯を乗せるイメージで注ぎます。
また、コーヒー粉がかなり多いので端に注ぐとコーヒー粉の山が崩れ落ちるため、真ん中寄りを狙って慎重に。
そして15分経過。
まだまだコーヒー粉が湿っていない部分が多いですね。
真ん中を中心にお湯を含んでいる状態でしょうか。
同じようにポタポタとお湯を注ぎ続けて、ついにコーヒー液が落ちてきました。
蒸らし時間は約22分50秒、約280gのお湯が蒸らしに使われた計算。
目標の30分まで粘れませんでしたがまずまずかな。
抽出
このペースで全体の抽出時間を1時間にするには骨が折れますが、重さをリセットしてから抽出量80gを目指してコーヒーが絶えず抽出されるようにじわじわと注ぎ続けます。
そして、約42分・82gでようやく抽出完了。
予定レシピの抽出時間に到達出来ませんでしたが、良しとしましょう。
味わい
お楽しみの試飲は、量が少ないので少しずつ。
かなり濃い。
苦いと言えば結構な苦みですが、コクがあり黒蜜のようなトロっとした甘みも感じられます。
濃度だけで言えばエスプレッソに似てるかな。
普段のドリップコーヒーとはかけ離れた味わいでしたが、予想より良い感じでした。
テレビでは浅煎りのコーヒー豆で淹れていたので苦みは抑えられていたと思いますが、レシピ次第では美味しいデミタスコーヒーが出来上がると思います。
時間・根性が必要なので、多分もうやりませんけどね。
まとめ
規格外レシピで淹れたデミタスコーヒーはいかがでしたか?
大量のコーヒー粉を使って40分近く時間をかけて抽出したコーヒーは、なかなかインパクトのあるコーヒーになりました。
僕にはマネできないので、これだけのコーヒーを提供している喫茶店に頭が上がりません。
コーヒー豆・時間・気持ちに余裕がたっぷりある方は、お試しあれ。