今年は雪がなかなか積もらないまま冬が終わってしまいました。
そして世界で新型コロナウィルスが蔓延し、不安な世の中になってしまった2020年の春。
長野でも感染者が出てしまったということを耳にして、感染しないことはもちろんのこと無症状のまま誰かにうつしてしまう可能性があることを考えると、とても不安なため、connex coffeeはしばらく休業することにしました。
ただ、休業するとは言っても何もしない訳にもいかないので、この機会にコーヒーの手網焙煎を本格的にスタートさせようと思います。
手網焙煎
コーヒーの手網焙煎は以前何度かやったことがあります。
しかし、データを残して検証していくには、少しでも安定した条件で手網焙煎をしなければいけないので、屋外のような風の吹くところでは火が揺れるのでなかなかに難しいです。
風防などを設置しても、雨や雪の日はさすがにきつい。。
なので室内で出来るだけストレスなく続けていけるようにやりたいところです。
コーヒーの手網焙煎セットを購入した時の生豆がまだ残っていたので、まずはそれを使って検証開始です!
手網焙煎の下準備
室内で焙煎するということは匂いや汚れが気になりますね。
匂いに関してはそこまで問題はなさそうですが、汚れに関しては掃除が大変だとよく耳にする、チャフの飛び散りがあります。何も下準備をしないと周囲がチャフだらけに。。
手網焙煎セットを購入したショップやその他ネットに載っている情報を見て考えた結果、まずは生豆を洗う洗わない、アルミホイルを被せる被せないで実験。
生豆を洗う
生豆にはシルバースキンという薄皮がついているのですが、ネットやざるに入れて水でゴリゴリ洗ってはがすことで、焙煎した時に飛び散るチャフを減らすことが出来ます。
掃除は楽になりますが、それよりも大事なのは風味。生豆を洗ったものと洗わないものと比べてみたところ…、大差はないかと思われます。ただ、洗った生豆は早めにタオルやキッチンペーパーなどで水分をふき取ってから焙煎します。
洗った生豆をしっかり乾燥させる、というやり方もあるようですが、将来的に焙煎機を使うことを考えるとこの工程は必要性を感じなかったので検証しませんでした。
ということで、生豆を洗った状態で焙煎をします。
アルミホイルを被せる
実際に焙煎機を使用する場合、コーヒー豆は鉄で覆われている窯の中で焙煎されます。それに似せるために手網をアルミホイルで底面以外を覆い、上面は小さな穴をいくつかあけておきます。
(見た目がキレイでなくてすいませんが…)
ちなみに、完全に手網を覆ってしまうと熱がかなり通りにくく、網の中に焦げたチャフが残って焦げ臭くなってしまいました。。
試してみた結果は、アルミで覆った方が手網に熱がこもり、コーヒー豆にしっかりと熱を加えられた感じがしました。
焙煎時間が短く見た目は中煎りだけど中は火が通っていない、焙煎時間が長く見た目は浅煎りだけど中は火が通っている、というような結果からです。
この検証では豆の量は少ないのですが、豆の量を増やしたり深煎りにしていく場合は煙が増えてくるので、タイミングを見て排煙する工夫が必要になります。
まとめ
今回はコーヒーの手網焙煎を本格的にやっていくにあたっての下準備の段階を書いてみました。
生豆を洗う、アルミホイルを被せる、この二点は賛否両論あるので、どちらが正しいというよりは、どちらが自分の好みのコーヒーに近づけるかを重点に試してみるといいかと思います。
火力と焙煎時間の関係は生豆を多めに購入して、これからいろいろ試していきたいと思います。